注意:この記事は「これでは示しがつかない」という記事を読んでから読まれることをお勧めします。
先ほどの記事の続きです。
まず、なぜJR東海の社員がICOCAを利用しているのかということですが、これはICOCAが近鉄線及びJR東海のTOICA利用範囲内で利用可能であると言うことがかかわっていると思われます。
つまり、JR東海のTOICAを持つよりもICOCAを持っているほうが、JR・近鉄両方使えるので便利だからだと思われます。
では、なぜJR東海の社員が近鉄を利用するのか?
一つは、社員寮・自宅などが近鉄沿線にあることもあるのかもしれませんが、職務上の移動(運転士・車掌として乗務するための移動)する場合、時事通信の記事にある桑名駅へ向かう列車は1時間に4本、桑名駅より先だと1時間に2~3本と少なくなります。
おまけに、JRは編成両数が2両と少ないため時間帯によってはギュウギュウ詰になることもしばしばあります。
そのため、移動する際は近鉄を利用しているのだと考えられます(近鉄に乗っているJR東海の乗務員をたびたびみかけます)
参考程度に、近鉄は桑名駅へ向かう列車は特急を含めて9本、普通と急行だけで6本あり、編成両数は普通2~3両、急行6両とJRと比べて上回っています。
そして、ICカードの記録を消す作業をしていた桑名駅という
駅ですが、この駅はJR・近鉄ともう1社乗り入れをしています。しかしこの駅の改札はJR・近鉄の共同改札(JR利用客と近鉄利用客両方の改札を取り扱っている)になっています。
駅の東口がJR、西口が近鉄の管理となっています。
共同改札のメリットとしては、各鉄道会社別の改札を通る必要が無いので、面倒臭さが無くなる。ICカード(ICOCA)の場合はJR・近鉄双方の利用が出来るので、改札を通ってから乗車する路線を決めることが出来る。
デメリットはJR線の切符で近鉄線に乗車するなどの不正乗車が起こりやすいことですが、今回の件は見事にデメリットが出てしまったと言うことです。
なお、この件が起こる条件にはもう一つ条件があります。それは、もう一つどこかに、桑名駅と同じような駅が必要だと言うことです。実は三重県内には桑名駅と同じ、JRと近鉄の共同改札駅が少なくとも3つあります。
津・松阪・伊勢市駅の3駅です。
長くなりましたが、いずれにしても切符を買うときは正しい区間までの切符を購入して乗車しましょう。
なぜ、そうしないといけないのかは、ただ乗りしたら誰が損をするのかをもう一度考え直してみましょう。
2010年4月18日日曜日
これでは示しがつかない
まずは、下の記事をご覧ください。 JR東海7人、私鉄無賃乗車=IC乗車券の記録消去 4月17日12時39分配信 時事通信 三重県桑名市のJR桑名駅などに勤務していたJR東海の社員7人がIC乗車券「ICOCA(イコカ)」を不正に使用し、出勤の際などに近鉄線を無賃乗車していたことが17日、分かった。7人は「運賃を浮かせるためにやった」と話しているという。 JR東海によると、7人は近鉄沿線に居住しており、関西の私鉄とJRで利用できるJR西日本のイコカで近鉄線に乗車。桑名駅は近鉄とJRが併設されており、改札を出る際は仕事で使うJR東海の「職務乗車証」で料金を払わず通過、イコカの乗車記録は窓口の処理機で消去していた。不正使用は2008年8月から10年2月まで計258回、10万3300円分に上った。 JR東海は今年2月に不正を把握、近鉄に謝罪し、7人を処分したが公表していなかった。非公表の理由について、JR東海広報部は「社内調査を継続中だったため」としており、ほかにも同様の不正がないか調べるという。 以上、時事通信の記事から抜粋 この記事は、JR東海の社員がJR西日本のIC乗車カード(ICOCA)を悪用してキセル乗車をしていたという記事です。 キセル乗車というのは所謂無賃乗車のことです。これをやられると鉄道会社としては収益が上がらないので、キセル乗車が増えることは鉄道会社の経営に大きく影響を及ぼします。 そのため、各鉄道会社はキセル乗車に対して厳しい罰則を設けているわけですが、そのキセル乗車を鉄道会社の社員が行うとは・・・と、呆れております。 キセル乗車がどれほどの損害を会社に与えるのか、懲戒解雇にならないのであれば再教育する必要があるかもしれません。 なお、現場となった桑名駅は、私がよく利用する駅なので、記事を見ていて思わず「???」と思う部分(JR社員がなぜ、近鉄を利用?、JR東海なのになぜICOCA?など)を別記事で 解説したいと思います。 |
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